環境にやさしいエッチアールディ(HRD)の活水器

炭酸カルシウムの結晶比較

ボイラーなど水を熱する装置に堆積するスケールの主要な成分は水から沈殿した石灰(炭酸カルシウム)である。

 

そこで、塩化カルシウム水溶液と炭酸ナトリウム水溶液を混合して炭酸カルシウムを析出させて粒径を比較する実験を行った。

 

塩化カルシウム水溶液と炭酸ナトリウム水溶液を、およそ15分間ビッグポールの磁場で処理した後、2つの溶液を混合して炭酸カルシウムを析出させた。
析出した炭酸カルシウムを走査型顕微鏡で観察すると、炭酸カルシウムの結晶粒径が大きくなり、粒子同士が凝集する効果を生みやすくなることが示された。(図1)

ビッグポール処理なし ビッグポール処理あり

図1 析出した炭酸カルシウム結晶の電子顕微鏡写真(倍率500倍)

 

また、別日に改めて析出の検証をしたところ、やはり同じく凝集の効果を示した。(図2)

ビッグポール処理なし

ビッグポール処理あり

図2 別日に析出した炭酸カルシウム結晶の電子顕微鏡写真(倍率100倍)

 

【状況】
水溶液をビッグポールで処理することで、水中における固体粒子と水との界面の電位を低下させ、結晶化の形態に変化を与え、より大きい結晶となり、凝集が促進される。ビッグポールで処理した水から析出する炭酸カルシウムは大きい結晶となり、水の流れと共に流出しやすくなり、凝集沈殿作用を促進すると考えられる。